定家葛
5月28日(木)曇り
テイカカズラ (定家葛)
誰でもがこんなお花を見たことがあるかと思います 垣根に絡んでいる光景はよく見かけます
今日見たテイカカズラは 大木を覆いつくすように 空に向かって伸びています
雑木林の中を歩いていると 大木に巻き付きいっぱいの花を咲かせる葛を見つけました
見上げれば頭上の先まで それは見事な花を咲かせています 底知れぬ力です
謡曲「定家」によってテイカカズラの名前や由来が知られたと知りました
藤原定家が恋したのが 式子内親王 どんなことをしても振り向かなかった内親王
物語は北国から京にやってきた僧侶が雨宿りをしていると そこへ女が現れ ここは
藤原定家卿の建てた時雨亭であると伝え 式子内親王の墓へ案内をする
墓石には 定家葛がからみついています この苦しみを 回向してふたりを解き放してほしいと頼みます
女は式子内親王の霊であると告げて立ち去ります
謡本最後は ていかかずらの形は埋もれて失せにけり~ とあります 僧侶の回向が苦しみを
解いたようです
死後までも想いを寄せる 寄せられたら どうでしょうか・・・ 遠~い昔をしのんだ一日でした
雑木林には ハナイカダ
花の少なくなった雑木林に色を添える 鶯神楽の真っ赤な実
イボタノキ蕾
雑木林から外に出ると
オオバギボウシ 若葉は春の山菜 ウルイと聞きました
カラタネオガタマ
27日 シジュウガラの可愛いい鳴き声がしきりにします カメラを持って急ぎ2階へ
今日の暑さに
茂る葉の中に逃れてきたのでしょうか 遊んでいます 窓ガラスを開くことができません
動いたら きっと逃げてしまったでしょうね
こんな姿を見られたのは初めてです
明日からは天気が下り坂 日曜日は雨の予報です
御訪問ありがとうございました